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JRE BANKのバス無料特典って?使い方・メリデメは?

この記事は約6分で読めます。

JRE BANK特典といえば電車代の4割引クーポンが最強ですが、高速バスの無料クーポンというのもあります。

この記事では
・高速バスの無料クーポンって何?
・どうやって使うの?
・メリデメは?

といった内容を紹介していきます。

うまく使えば1600円ぶんオトクになるので、興味がない方もぜひ知っておきましょう。

とりあえず結論
  • 東京~佐野(栃木)間の高速バスが無料になる
  • 片道1600円が浮く
  • 往復利用はシステム的に不可能
  • クーポンを他人に譲ることができる
  • メリットを受けられる人は限られる
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高速バス無料クーポンとは

JR東日本のネットバンキングであるJRE BANKの特典の一つです。
JRE BANK口座を保有し条件を満たしていると、これ以外にも様々な特典がもらえます。
中でも最強なのは鉄道運賃が4割引になる優待割引券です。

今回フォーカスする「高速バス無料クーポン」は、マロニエ東京号&マロニエ新宿号という東京と栃木県を結ぶ高速バスの片道運賃が無料となる優待です。
通常料金の1600円がまるごと浮きます。

佐野プレミアムアウトレットも通るので、東京からバス一本で栃木のアウトレットまで行けちゃうんですね。

→ 佐野プレミアムアウトレット

マロニエ東京(新宿)号とは

マロニエ東京(新宿)号は東京⇔佐野(栃木)を結ぶ昼行の高速バスで、東京号と新宿号の2種類があります。
東京号は東京駅、新宿号は新宿駅で乗り降りします。

なお、単にマロニエ号というと他のバス路線を指してしまうので混同しないようにしましょう。
ただのマロニエ号は関東自動車株式会社が運行する、宇都宮と羽田(成田)を結ぶ空港バスです。
今回のクーポン対象は、ジェイアールバス関東が運行する、東京と佐野を結ぶ高速バスです。

→ マロニエ新宿号(Wikipedia)

東京号も新宿号も同一料金で、片道1600円、所要時間は約90分です。
なお電車ではJR新宿駅からJR佐野駅まで片道1392円、2時間7分です。

停車駅がややこしい

停車駅は6つですが、上りと下りで少し異なります。
・東京駅
・バスタ新宿
・池袋駅
・王子駅(東京都北区)
・佐野プレミアムアウトレット
・佐野新都市バスターミナル

また、乗るバスの種別や時間帯によって停まる場所が細かく異なっているので、非常にややこしいです。
例えば、東京号は新宿と池袋に停まらない、時間帯によってはアウトレットに停まらない、新宿号もアウトレットに停まらない時間がある、などです。
利用される際は公式の時刻表を確認し、自分が行きたい停留所に確実に停まる路線を予約しましょう。

クーポンはメールで届く

クーポンは下記のようなメールで届きます。
有効期間は半年間です。

メールのスクショ

「クーポンはこちら!」をタップすると、クーポン利用画面に移動します。
が、使う直前までタップしてはいけません!
クーポンが無効になってしまいます!

これより先は
むやみにタップしない方がいい

なぜか絶妙に厳しいクーポン利用条件について、次章でみていきます。

使い方に注意

利用は運転士の目の前で

クーポンは、利用するときにバス運転士の目の前でスマホを操作しなければなりません。

上の画像で「クーポンはこちら!」の画面を運転士に見せ、その場で「クーポンを利用」をタップし、「クーポン利用済」画面を表示させる必要があります。
なんてアナログな確認方法なんでしょう…笑

例えば東京駅に向かう電車の中でフライングでタップしてしまうと、使う前にクーポンが無効となってしまうので、気を付けましょうね。

予約時にクーポン利用を伝える

この高速バスを予約するときに、JRE BANK特典のクーポンを使いますよ、と伝えてくれとのことです。
理由はわかりませんが、クーポン利用状況の統計にでも用いるのでしょう。
予約時の注意として、やはりフライングで「クーポンを利用」をタップしないことです。

空席があれば予約なしでも乗車可

当日に空席がある場合、予約なしでクーポンを使って乗車することができます。

メリット・デメリット

メリット

片道料金1600円が浮くのが最大のメリットでしょう。
現地でのランチ代にでも充てましょう。

またこのクーポンは上り・下りのどちらにも使えるので、栃木(佐野)から東京へ来たい場合にも交通費を抑えることができます。

また、このクーポンは他人に譲ることができます。
メールを友達に転送すれば、その友達がクーポンを使えるようになります。
これなら、せっかく届いたクーポンを無駄にしなくて済みますね!
(12/12 公式コールセンターに確認済み)

デメリットというか惜しい点

往復には使えないようです。
それは、年2回もらえるクーポンの利用可能期間が被っていないからです。
毎年、6~11月に使えるクーポンと12~5月に使えるクーポンが進呈されます。
これは、行きのバス代は無料となるものの、帰りの交通費は実費になるということです。

どうせなら往復で使えるようにしてほしいですが、それだとJRに全く儲けが出ませんからね…仕方ないですよね…。

また、佐野市に用がない方には全く価値のないクーポンです。
バスの終点である佐野市周辺にはアウトレット、「道の駅どまんなか」、佐野厄よけ大師などがあるだけです。
宇都宮までは車で1時間、電車で90分ほどかかります。

そして、マロニエ東京(新宿)号の公式サイトがなく、バスについて調べるのが少し大変です。
ウィラーエクスプレスなどのバスであれば、ウィラーとググればすぐに知りたい情報にアクセスできますよね。
しかしマロニエ東京(新宿)号はググってもうまくヒットしません。

・ジェイアールバス関東のサイトに行く
・「きっぷのご予約・ご購入」で高速バスネットに飛ぶ
「路線を検索」から、新宿・東京⇔佐野BTを選ぶ

と進める必要があります。
あまりユーザーインターフェースに力を入れていないのでしょうか…

こんな人におすすめ

メリデメを考慮すると、

・普段は東京に住んでいて、半年に一度のペースで佐野に帰省するような人
・佐野アウトレットに一度は行ってみたいという人
・電車遅延の心配なく東京に行きたいという人

といった方は、このクーポンを有意義に使い倒せるでしょう。

逆に、これらに該当しない方にとっては、魅力ある特典ではないかもしれませんね。

まとめ:使いこなせない人が多そう

今回はJRE BANKの高速バス無料特典についてまとめました。

ふたたび結論
  • 東京~佐野(栃木)間の高速バスが無料になる
  • 片道1600円が浮く
  • 往復利用はシステム的に不可能
  • クーポンを他人に譲ることができる
  • メリットを受けられる人は限られる

このクーポンをフル活用できる人は限られると思われます。

が、上手く使えば東京~佐野の往復交通費を半額程度にすることができます。

やはりJRE BANKの特典は4割引優待が、使いやすさとオトクさからも最強といえそうです。