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ふるさと納税のやり方を画像つきで解説!【スマホ・確定申告版】

この記事は約8分で読めます。

「ふるさと納税のやり方は…?」

実は、スマホひとつで完結できる簡単な手続きです。

この記事では、
・スマホだけで
・確定申告をするパターンで
・ふるさと納税する方法

を画像つきで詳しく解説。

はじめてふるさと納税をする方も、これさえ読めばすぐ申請できるようになりますよ。

とりあえず結論
  • ふるさと納税は5分くらいでできる
  • Amazonでのショッピングに近い感覚
  • 寄付金受領証明書は5年保管
  • 住民税決定通知書での確認も忘れずに

「ふるさと納税って何?」という方は、以下の記事も見てみてくださいね。

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確定申告は難しくない

ふるさと納税といえばワンストップ特例ですが、これには制限があるのも事実です。

また、医療費控除・住宅ローン控除などを受ける場合も、結局は確定申告しなければなりません。

確定申告は15分くらいで終わり、スマホだけで完結します。
また、確定申告をすることで6以上の自治体に寄付することができ、ふるさと納税の選択肢が広がります。

ということで本記事では、確定申告をする前提でふるさと納税する方法を解説していきます。

ふるさと納税の4ステップ

1.限度額の算出

ふるさと納税に使える金額は、住民税・所得税の一部だけです。
その金額は俗に「限度額」と呼ばれ、その年の収入などで決まります。

限度額の算出には、ポータルサイトのシミュレーターを利用しましょう。

事前に年収を推定しておく

正確なシミュレーションには源泉徴収票が必要です。
でも、2024年の正確な年収や控除額は、翌年にならないとわかりませんよね。

そこでどうするかというと、今年の年収を推定するしかありません。
昇給した、臨時ボーナスが出た、傷病休暇を取得した、などの例年と異なる収入要素を考慮して、それっぽい年収を推定するしかないのです。

したがって、ふるさと納税の申し込みは年始と年末に増える傾向があります。
また、転職したばかりの人は年収の変動が大きいかもしれませんので、注意した方がよいでしょう。

シミュレーターを使ってみよう

今回はふるさとチョイスの控除上限額シミュレーションを使います。
かんたんシミュレーションだと算出額がアバウトなので、可能な限り詳細なシミュレータを使いましょう。

▼シミュレーションはログイン不要です。
トップ画面のメニューをタップ。

控除上限額シミュレーションをタップ

控除上限額シミュレーションが黒く選択されていることを確認

▼入力フォームに沿って入力していきます。
今回は年収400万円としました。

▼限度額は4万1696円と出ました

算出額はあくまで概算なので、実際はマージンをとって少なめの額にするのが無難です。
というのも、本当の限度額を超えて寄付してしまうと、それはお礼の品や寄附控除に反映されず、ただの純粋な寄付となってしまうからです。

今回はキリよく4万円ということにします。

2.ポータルサイトでショッピング

実際にふるさとチョイスで納税する手順をみていきましょう。
イメージとしては、Amazonでショッピングする感覚です。

返礼品を選ぶ

好きな返礼品を選んでカゴに入れていきます。
キーワード検索してもいいですし、ランキングから選んでもいいでしょう。

▼今回はクレラップを狙います。
限度額の4万円以内に入ってますね。

▼返礼品の内容を確認します。

寄付カートに入れるをタップ。
複数の自治体に寄付する場合は、返礼品選びから繰り返します。

▼決済する準備ができたら、この自治体の申し込みへ進むをタップ。

「今年あと〇円寄付することができます」というのは自動的に出てくるただのメモなので、実際に制限されているわけではありません。
気にせず先に進みましょう。

ここまで返礼品選びは完了です。
次は寄付情報の入力に移ります。

今回は福島県いわき市に3万6000円の寄付をし、クレラップ30個を返礼品としてゲットすることにしました。
なお、寄付手続きは自治体ごとに行う必要があります。

寄付情報の入力

入力フォームに沿って情報を入力していきます。
ここもほぼAmazonですね。

▼寄付金の使い道を指図することができます。
何を選んでも同じです。

▼住所だけは住民票の表記と同じになるよう注意して入力しましょう

▼返礼品の配達先や支払方法を決めます

▼ポータルサイト独自のマイル(ポイント)があれば、マイルを消費して支払い金額を安くできます

▼ワンストップ特例については、希望しない(確定申告する)にチェックします。

▼すべての内容が正しいか確認し、上記に同意するにチェックを入れ、申し込みを確定するをタップ

▼納税完了です!
あとは返礼品と寄附金受領証明書の到着を待ちましょう

▼実際に届いたクレラップ30個

3.寄付金受領証明書は5年保管

ふるさと納税をしてから2週間くらいすると、寄付先の自治体から寄附金受領証明書が届きます。
これは確定申告の際に必要なので、しっかりと保管しておきましょう。

実は、確定申告をe-Taxで済ませる場合は、寄付先の自治体名と金額がわかればいいので、寄付金受領証明書がなくても問題ありません。
しかし、税務署から確定申告の内容について照会があったときに、証明書の原本を提出する必要があります。
脱税を疑われないためにも、寄附金受領証明書は5年間しっかり保管しておきましょう。

→ 寄附金受領証明書とは?何に使う?どこで入手できる?なくした場合の対処法も解説

マイナンバーカードを使って確定申告する場合は、寄附金受領証明書の保管は不要です。
e-Tax内で証明書データが添付されるためです。

→ 民間送達・e-Tax連携サービスを使って確定申告を完了した場合、紙の寄附金控除証明書の保管は必要でしょうか?​

4.確定申告後、6月の住民税決定通知書で確認

確定申告は、前年に行ったふるさと納税について行います。
例えば2024年に寄付したふるさと納税について、2025年2月~3月の申告期間に、寄付金控除として確定申告します。

確定申告の方法はパターンが多すぎるので、ここでは解説しません。
給与所得とふるさと納税だけなら、スマホで15分もあれば完結します。
マイナンバーカードと連携させればもっと簡単です。

そして、確定申告した年の6月ごろに送られてくる住民税決定通知書で、ちゃんと寄付金控除されていることを確認します。
決定通知書の摘要欄の金額が、
(ふるさと納税額-2000)×{1-(所得税率×1.021)}となっていればOKです。

→ No.2260 所得税の税率

→ 「住民税決定通知書」確認しないと損しているかも?

ここまでやって、ふるさと納税完了です。
なぜ決定通知書でチェックするかというと、自分が確定申告したときの数字が間違っているかもしれないからです。
もっと控除(≒キャッシュバック)されるはずだったのに、自分のミスで損してしまっていたら、もったいないですよね。

単価で返礼品を選ぶコツ

ふるさと納税ガチ勢の私サクリが、返礼品を選ぶコツを紹介しますね。

■単価が安すぎるものは要注意
単価が安すぎる返礼品は、クオリティが下がることが多いです。
牛肉だとスジが多い部位ばかりだったり、肉がかたまって冷凍されていてほぐすのが大変だったりということがあります。
キッチンペーパーの場合は紙質が悪い・薄っぺらいなどで実用に耐えないものが届くかもしれません。

ここは返礼品の口コミを参考にするとよいでしょう。
食品以外のモノ(であれば、普段使っている商品があればそれを選ぶと良いでしょう(キッチンペーパーならリード等)。
ティッシュの場合はしれっとスリムボックスだったりするので、ペア数に注目しましょう。

■大量すぎると保管場所がパンクする
無洗米30kgが一回でポンと届いても、保管場所がありませんよね。

そんなときは注文時期を分けたり、定期便を利用しましょう。
定期便とは、「30kgの無洗米を、月イチ5kgで6ヶ月間にわたって送ってくる」ような返礼品です。
せっかくの返礼品をカビさせないためにも、消費ペースや保管場所に困る場合はぜひ利用しましょう。

■同じ返礼品でも自治体によっては割高
これは自治体の財力の違いで出てくる問題です。

いくつかの自治体で価格を比較した方がよいでしょう。
もしくは、ふるさと納税にこだわらず普通にスーパーで買いましょう。

例えば、静岡県島田市の返礼品にインスタントコーヒーがあります。

これは、15000円の寄付で80gのが2本もらえ、つまり1本7500円(2024年時点)です。
近所のスーパーなら1本1000円です。
さすがに市場価格よりも高すぎると思い、私はスーパーで買うことにしました。

まとめ:手順は簡単 戦略は多岐

今回は、スマホでふるさと納税する手順を解説してみました。

ふたたび結論
  • ふるさと納税は5分くらいでできる
  • Amazonでのショッピングに近い感覚
  • 寄付金受領証明書は5年保管
  • 住民税決定通知書での確認も忘れずに

この記事を読み終えた今なら、サクッとふるさと納税できそうな気がしてきませんか?

ふるさと納税をするためのポータルサイトはたくさんあり、それぞれのサイトによって特徴があります。

私サクリはふるさとチョイスを使っています。
ふるさとチョイスは返礼品の数が最多なので、金額に応じた柔軟な戦略を立てやすいからです。

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」

皆さんも限度額と相談しながら、色々と戦略を練ってみてくださいね。

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