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円安ってどっちだっけ?5秒で結論!わかりやすい覚え方

この記事は約4分で読めます。

「150円って円安だっけ…?」

いまさら聞けない為替の基本を、サクッと復習しましょう。

結論だけ知りたい人用
  • 「150円とは、1ドル100円のときに比べて円安である」といえる
  • の価値がいと円安
  • どちらも「円の価値」で考える、相対的なもの

初心者向けの内容なので、これから学ぶ方もぜひ。
この記事を読めば、もう為替の向きで迷わなくなりますよ^^

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為替が動く原因

為替(かわせ)とは、2つの通貨を交換する際のレートのことです。
2つの通貨で私たちの生活に馴染み深いものが、日本円アメリカドルでしょう。

もし世界に円とドルしか存在しないとして、「いま手元にある1万円札が明日には8000円の価値になりますよ!」と言われたら、どう思いますか?

価値が上がるドルに両替したくなりませんか?

ちょっと強引な例ですが、こうして世界中の投資家が通貨を交換しまくることで、為替が変動します。

円安ってどっちだっけ?忘れない覚え方

円安とは、「相手の通貨に比べて、円の価値が低くなった」、状態を指します。
覚え方は、円の価値が安くなったから、円安、と考えればいいのです。

為替の覚え方(ドル/円の場合)
  • の価値が、ドルに比べてくなったから、円安
  • その逆が円高なので、短期的には円安か円高のどちらかを覚えればいい
  • 迷ったら、小声で「円の価値が…」と呟くクセをつける

なんだか期末テスト対策みたいになっちゃいましたね笑
2つの具体例で理解を深めましょう。

現在、1ドル=100円でした。
1ドルのガシャポンを回すのに、100円払えば1プレイできます。
ここで円安が進行し、1ドル=150円となりました。
そうすると、同じ1ドルのガチャを回したいのに、150円必要になります。

ドルを商品だと考えてみると、ドルが値上がりした、と表現できます。
反対に、日本円が値下がりした、ともいえます。
つまり、日本円の価値が、ドルより安くなり、円安ドル高の状態だということです。

アメリカが金利を上げると、円とドルで同じ額の資産を持っていたとしても、高金利のドルで保有していた方が、金利の分だけ利子がついてお得になります。
投資家たちは得をしたいので、保有している円をドルに両替しまくります。
そして円もドルも流通している総額が決まっているので、金額競争で取り合いになります。
日本円は捨て値で売り払い、少し高くてもいいからドルを買いたい、という行動の結果、円の価値が下がりドルの価値が上がるのです。

この場合も、円安ドル高になったといえます。

そうです、円安は「相手の通貨に比べて、円の価値が低くなった」、ということです。

【余談ですが何か】

何円からが円安だ、のような基準はありません。
あくまで相対的な表現だからです。

これは、季節による暑さ寒さの感じ方と似ています。
何℃以上が暑い、何℃以下が寒い、とは決まっていませんよね。

円安のデメリットは?

円安になると、モノを海外から輸入するときにより多くの日本円が必要になります。

日本はトウモロコシ、大豆、小麦など、主要な穀物を輸入に頼っています。
同じ小麦1トンでも、円安のときは円高のときよりも割高な価格で買わざるを得なくなります。
スーパーに並ぶ食材の価格も高くなり、私たちの生活でも多くの食費がかかることになります。

困りますね…。

じゃあ円安のメリットは?

個人レベルでみれば円安でいいことはあまりないでしょう。

ところが企業レベルになると円安がメリットに働くケースがあります。
その代表が輸出企業です。

日本の企業が作ったクルマを、海外で1台100ドルで売っていたとします。
100円→150円の円安が進行したとすると、現地での販売価格100ドルは変わりませんが、円換算でのクルマ1台の販売価格が1.5倍になった、といえます。

日本企業としては、同じ販売台数でも売上高は1.5倍になって、儲けられたということです。
ただし、この売上高増は企業努力によるものというより、為替の変動というラッキーな要素に基づくものです。
この企業に投資をする場合、数字上では業績が良く見えますが、その実態を注意深く調べることが重要です。

まとめ:為替は、通貨価値の高低である

ということで、今回は為替について簡単にまとめてみました。
ここまで読んでくれた方はもう、円安ってどっちだっけ?と悩むことはないでしょう。

ふたたび結論
  • 「150円とは、1ドル100円のときに比べて円安である」といえる
  • の価値がいと円安
  • の価値がいと円高
  • どちらも「円の価値」で考える、相対的なもの

円安も円高も、相対的なものだということがわかりました。
為替の動きは、私たちの生活はもちろん、資産運用にも大きな影響を与えます。
「いまって円高なのかな…?」と迷ったら、いつでもこの記事に戻ってきてくださいね!

このブログでは、主に資産運用について発信しています。
これからも皆さんに役立つ情報をお届けしますね^^

投資の勉強におすすめのテキストを、以下の記事にまとめてみました。

※文中に出てくる具体的な投資商品などは、内容をわかりやすく解説するためだけに用いており、これらの商品への投資を勧めるものではありません。実際に投資するかの判断は自己責任にてお願いします。